「額面22万円なのに振り込まれたのは17万円……4〜5万円はどこへ消えたの?」——この記事では給与明細の控除項目を1つずつ解説します。
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額面と手取りの違い
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 額面(総支給額) | 会社から支払われる給与の総額 |
| 手取り(差引支給額) | 控除をすべて引いた実際に受け取る金額 |
額面から「社会保険料」と「税金」が差し引かれて手取りになります。
給与明細の控除内訳
① 健康保険料(約5%)
病気・けがの医療費を賄う保険。保険料は会社と折半で、月収の約5%が天引きされます。
② 厚生年金保険料(約9.15%)
老後の年金を積み立てる保険。月収の約9.15%が天引きされ、会社が同額を負担します。控除の中で最も大きい項目です。
③ 雇用保険料(約0.6%)
失業時の給付金に充てられます。月収の約0.6%と少額です。
④ 所得税
その月の給与に応じて源泉徴収されます。年末調整で過不足を精算します。
⑤ 住民税
前年の所得をもとに計算され、翌年6月から天引き開始。新卒1年目は住民税なしです。2年目の6月から急に手取りが減ると感じる原因がこれです。
年収別の手取り早見表
| 年収 | 手取り年収 | 手取り月収 | 手取り率 |
|---|---|---|---|
| 200万円 | 約169万円 | 約14.1万円 | 約84% |
| 300万円 | 約244万円 | 約20.3万円 | 約81% |
| 400万円 | 約320万円 | 約26.7万円 | 約80% |
| 500万円 | 約394万円 | 約32.8万円 | 約79% |
| 600万円 | 約461万円 | 約38.4万円 | 約77% |
| 800万円 | 約591万円 | 約49.3万円 | 約74% |
| 1,000万円 | 約694万円 | 約57.8万円 | 約69% |
年収が上がるほど所得税率が上がり、手取り率は下がります。
👉 詳細は手取り計算ツールで確認できます。
額面22万円の場合の具体的な内訳
| 控除項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 健康保険料 | 約11,000円 |
| 厚生年金保険料 | 約20,130円 |
| 雇用保険料 | 約1,320円 |
| 所得税 | 約3,000〜5,000円 |
| 住民税 | 約9,000〜10,000円(2年目以降) |
| 控除合計 | 約44,000〜47,000円 |
| 手取り | 約173,000〜176,000円 |
会社も同額の社会保険料を負担している
実は会社も労働者と同額の社会保険料を負担しています。
年収400万円の場合:
あなたの負担:約57万円
会社の負担:約60万円
合計:約117万円
会社はあなたの給与以外に年間60万円を追加で払っています。
手取りを増やす方法
① iDeCoに加入する
掛金が全額所得控除になり、所得税・住民税が下がります。年収400万円・掛金月2万円で年間約4〜5万円の節税効果があります。
② ふるさと納税を活用する
返礼品をもらいながら住民税を実質的に減らせます。
③ 扶養控除・配偶者控除を活用する
扶養家族がいる場合は課税所得が下がり、税金が減ります。
よくある質問
Q. 交通費は額面に含まれますか?
給与明細上は含まれますが、月15万円まで非課税のため所得税・住民税の計算対象外です。
Q. ボーナスも同じように引かれますか?
社会保険料と所得税が引かれます。計算方法が月給と異なり、手取り率が低くなりやすいです。詳しくはボーナスの手取りが低い理由で解説しています。
Q. 新卒1年目は住民税がかからないって本当ですか?
本当です。住民税は前年所得が基準のため、1年目は課税されません。2年目の6月から天引きが始まります。詳しくは新卒の手取りはいくら?で解説しています。


