iPad 第10世代は2026年に今さら買うのはあり?|買うべき人と見送るべき人
文:nor Webツール開発者 プロフィール

結論: 用途を割り切れるなら「買い」、長く使うメイン機なら第11世代へ。 iPad 第10世代は、動画視聴・ウェブブラウジング・子供の学習といった定番用途なら2026年7月の今でも快適に使えるUSB-C対応iPadです。ただしA14チップはApple Intelligence非対応で、OSサポートの残期間も長くありません。「AI機能は不要、数年使えれば十分」という条件に当てはまる方にだけ、自信を持っておすすめできる1台です。
買うべき人・見送るべき人の判断表
| あなたの状況 | 判断 |
|---|---|
| 動画視聴・ブラウジング・学習アプリ中心のサブ端末がほしい | 買い |
| 子供用・シニア用に、壊れても惜しくない価格帯で探している | 買い |
| USB-Cで充電環境を家族のスマホと揃えたい | 買い |
| Apple Intelligence(AI機能)を使いたい | 見送り → iPad 第11世代 |
| 5年以上使うメイン機として1台だけ選びたい | 見送り → iPad 第11世代 |
| とにかく最安でiPadを手に入れたい | 検討 → iPad 第9世代(Lightningで良ければ) |
2026年7月時点の位置づけ
iPad 第10世代は2022年10月発売で、現行の第11世代(A16搭載)から見ると一世代前のエントリーモデルです。買う前に押さえておきたいのは次の3点です。
- Apple Intelligence非対応が確定している: A14チップは動作要件を満たさず、今後のアップデートで対応する見込みもありません
- OSサポートの残期間は短め: 発売から時間が経っており、iPadOSの大型アップデート対象から外れる時期が近づいています。数年単位の長期利用を前提にするなら不安が残ります
- 新品iPadは2026年6月に値上げされた: Appleは2026年6月25日にiPad全ラインの日本価格を引き上げました。新品の入手コストが上がった結果、状態の良い中古第10世代の相対的な割安感はむしろ増しています。値上げの全体像はApple値上げ2026の解説記事を参照してください
「割り切ったサブ端末」としての価値は値上げ後の今、以前より高まっているというのが率直な評価です。
スペックと公式仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| チップ | A14 Bionic(6コアCPU、4コアGPU、16コアNeural Engine) |
| メモリ | 非公開 |
| ストレージ | 64GB / 256GB |
| ディスプレイ | 10.86インチ Liquid Retina(IPS) 2,360×1,640(264ppi) |
| 輝度 | 最大500ニト |
| 背面カメラ | 12MP広角(ƒ/1.8) |
| 前面カメラ | 12MP センターフレーム対応(ƒ/2.4) |
| バッテリー | 最大10時間(Wi-Fi)28.6Wh |
| サイズ | 248.6×179.5×7.0 mm |
| 重量 | 477g(Wi-Fiモデル) |
| ポート | USB-C |
| Apple Pencil | USB-C / 第1世代 |
| Magic Keyboard | 非対応(Magic Keyboard Folio対応) |
| 生体認証 | Touch ID(トップボタン) |
| Apple Intelligence | 非対応 |
| 通信 | Wi-Fi 6(802.11ax) / Bluetooth 5.2 |
参考リンク
- Apple公式 技術仕様
- Apple Accessory Design Guidelines(PDF) — 寸法・コネクタ仕様の公式根拠
iPad初のUSB-Cモデルとして登場し、ホームボタンを廃止してTouch IDをトップボタンに移行したフルスクリーンデザインです。第9世代までのLightningから脱却したことで、充電ケーブルを家族のスマホやPCと共通化できるのが実用面での最大の進歩です。
どんな人に向いているか
動画視聴・エンタメ用のサブ端末
10.86インチの画面でYouTubeやNetflixを楽しむには十分な性能です。A14チップは4K動画の再生にも対応し、バッテリー10時間で長時間の視聴にも安心です。
子供の学習・知育
学習アプリや知育コンテンツにはA14で不足ありません。USB-Cで充電ケーブルを共通化でき、スクリーンタイムで利用制限もかけられます。「壊れる前提」で気軽に渡せる価格帯なのも実用的です。
シニア・初めてのタブレット
フルスクリーンで画面が広く、Touch IDも直感的です。ビデオ通話・写真閲覧・ウェブ検索といった日常使いには問題ありません。
読書・電子書籍
Kindle・Kobo・Apple Booksでの読書に十分な画面サイズです。ただし477gは片手持ちにはやや重いため、読書メインならiPad miniの検討もおすすめします。
norのひとこと: USB-Cに対応した最初の無印iPad。ホームボタンがなくなって画面が広くなった恩恵は大きいです。新品の第11世代と迷う方が多いと思いますが、判断軸は「AI機能と長期サポートにいくら払うか」に尽きます。割り切れる用途なら、こちらで困る場面はほとんどありません。
前世代・後継機との比較
| 比較項目 | iPad 第9世代(前世代) | iPad 第10世代 | iPad 第11世代(後継) |
|---|---|---|---|
| チップ | A13 | A14 | A16 |
| Apple Intelligence | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| ポート | Lightning | USB-C | USB-C |
| ストレージ | 64GB / 256GB | 64GB / 256GB | 128GB〜 |
| デザイン | ホームボタンあり | フルスクリーン | フルスクリーン |
| 発売 | 2021年9月 | 2022年10月 | 2025年 |
- AI機能と長期サポートがほしいなら → iPad 第11世代のレビューを見る
- さらに安く、Lightningでも構わないなら → iPad 第9世代のレビューを見る
迷ったときはiPad診断メーカー、中古での購入先はiPadの購入先比較を参考にしてください。
中古・整備済み品の選び方
第10世代は新品販売が終了しており、入手は実質的に中古か整備済み品になります。確認すべきは次の5点です。
- バッテリーの劣化度: 2022年発売のため、使用頻度の高かった個体は劣化が進んでいます。販売店の劣化度表記や動作時間の記載を確認しましょう
- USB-Cポートの状態: 充電とアクセサリ接続の要です。接触不良がないか、動作確認済みの個体を選んでください
- 画面のキズ・ムラ: 子供用として使われていた個体はキズが多い傾向があります。商品状態ランクだけでなく実物写真を確認しましょう
- アクティベーションロックの解除: 前所有者のApple IDが残っている端末は初期設定ができません
- 返品条件と保証: 個人間売買より、保証付きの中古販売店やApple認定整備済製品(在庫は不定期)が安心です
価格と購入先
Apple公式での新品販売は終了しています。
発売時の参考価格(税込・2022年10月)
- 64GB: 68,800円
- 256GB: 92,800円
購入先
※ 中古価格は在庫状況により変動が大きいため、本記事では相場額を記載していません。最新価格は各販売サイトでご確認ください。
よくある質問
Q. iPad 第10世代は2026年でもまだ使える?
動画視聴・ブラウジング・学習アプリといった基本用途には使えます。ただしA14はApple Intelligence非対応で、OSサポートの残期間も長くないため、長期利用前提なら第11世代をおすすめします。
Q. 中古で買うなら容量はどれがおすすめ?
64GBはアプリや写真が増えるとすぐ埋まります。動画のオフライン保存や子供のゲーム用途を考えるなら256GBが安心です。容量の考え方はiPadストレージの選び方も参考にしてください。
Q. 第11世代との違いは?
最大の違いはApple Intelligence対応の有無と、ストレージが128GBスタートになった点です。チップ性能差(A14対A16)は日常利用では体感しにくいものの、サポート残期間の差は年々効いてきます。
Q. いつ頃買い替えを検討すべき?
iPadOSの大型アップデート対象から外れたタイミングが目安です。AI機能が必要になったら、第11世代やiPad Air(M1以降)への買い替えを検討してください。









