4月の新入社員受け入れ、オフィス移転、部署再編——。「座席表を更新しておいて」と頼まれるタイミングは意外と多いですが、Excelのセル結合で作った座席表はレイアウト変更のたびに崩壊しがちです。
この記事では、オフィスの座席表をブラウザで作成し、PNG・PDFで出力する方法を紹介します。島型配置やフリーアドレスのテンプレート付きです。
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オフィスの座席表が必要なシーン
新入社員の受け入れ(4月・10月)。新しいメンバーが「自分の席はどこ?」と迷わないために、最新の座席表が必要です。フロアが広いオフィスでは、入口・トイレ・会議室の位置も含めたフロアマップがあると親切です。
オフィス移転・レイアウト変更。移転先のフロア図面をもとに、部署ごとの配置を検討する段階で座席表を何パターンか作ります。関係者に共有してフィードバックをもらうには、PNGやPDFで出力できると便利です。
フリーアドレスのエリアマップ。固定席がないフリーアドレスでも、「エリアA=営業部」「エリアB=開発部」のようにゾーニングの図は必要です。座席表ツールのエリア枠機能で簡単に作れます。
来客向けのフロア案内。受付に「○○部は3階の奥です」と口頭で説明するより、フロアマップを1枚掲示しておく方が確実です。
オフィスの座席表の作り方(3ステップ)
ステップ1 — テンプレートを選ぶ
ツールを開き、オフィス向けのテンプレートを選びます。
- オフィス(4人島×4) — 向かい合わせの島型配置。最も一般的なオフィスレイアウト。「営業課」「開発課」のラベル付き
- 会議室(ロの字) — 長テーブルをロの字に配置。ホワイトボードあり
テンプレートはそのまま使うことも、パーツを追加・削除・移動してカスタマイズすることもできます。
ステップ2 — 部署ラベル・ランドマークを配置する
テンプレートを読み込んだら、実際のオフィスに合わせて調整します。
部署ラベル。「ラベル」パーツを使って「営業部」「開発部」「総務部」などのテキストを配置します。
ランドマーク。入口・窓・ホワイトボード・柱などのパーツを配置すると、実際のフロアとの対応が分かりやすくなります。とくに柱は「この柱の隣の島が営業部」のように位置の目印になります。
エリア枠。「エリア」パーツで矩形の囲み枠を追加すると、部署やゾーンを色分けで区別できます。フリーアドレスのエリア分けに最適です。
机の色分け。机を選択するとカラーピッカーが表示され、10色のプリセットから色を変更できます。部署ごとに色を変えると一目で区別がつきます。
ステップ3 — 社員名を入力してPNG・PDFで出力
名簿エリアに社員名を入力し、「順番に配置」または手動で席に割り当てます。一括追加でExcelの社員名簿からコピー&ペーストすることもできます。
配置が完了したら、PNG保存またはPDF保存で出力します。「余白を自動カット」をONにすると、パーツのない空白部分が除去され、見やすいサイズで出力されます。
フリーアドレスの座席表はどう作る?
フリーアドレスのオフィスでは固定席がないので、「座席表」というより「エリアマップ」を作ることになります。
作り方
- テンプレートは「オフィス(4人島×4)」をベースにする
- 各島の机にはあえて名前を入れない(固定席がないため)
- エリア枠で「集中エリア」「コミュニケーションエリア」「電話OK エリア」などのゾーンを色分け
- ラベルで「受付」「プリンター」「休憩スペース」などの共有設備を記載
- PNGで出力してオフィスの入口や社内ポータルに掲示
ポイントは、席の割り当てではなくエリアの目的を伝えることです。「ここは集中作業用なので電話は控えてください」のような運用ルールを図で示すイメージです。
ホテリング(予約制フリーアドレス)の場合
曜日ごとに利用者が変わるホテリング型の場合は、座席表を曜日別に作成し、週間のローテーション表としてまとめる方法もあります。ツールのlocalStorage機能で前回の配置が保存されるので、微調整しながら曜日別のバリエーションを作れます。
Excelで作る場合との比較
Excelでオフィスの座席表を作る方法も根強く使われています。それぞれのメリット・デメリットを比較します。
Excelのメリット
- 追加コストゼロ。社内で全員が使える
- セルに自由にメモを書ける(内線番号、メールアドレスなど)
Excelのデメリット
- セル結合で机を表現すると、レイアウト変更時に結合解除→再結合が面倒
- 図形挿入で机を描くと、位置合わせがピクセル単位の手作業になる
- 印刷時にレイアウトが崩れやすい(とくに環境が異なるPCで開いた場合)
ブラウザツールのメリット
- ドラッグ&ドロップで直感的に配置。グリッドスナップで位置がピタッと揃う
- 部署ごとの色分けがワンクリック
- PNG・PDF出力で環境による崩れがない
ブラウザツールのデメリット
- セル内にメモ(内線番号など)を入れる用途には向かない
- オフラインでは使えない
「見た目重視の掲示用座席表」ならブラウザツール、「情報量が多い管理用座席表」ならExcel、と使い分けるのが現実的です。
座席表を見やすくするコツ
部署ごとに色分けする
机のカラー変更機能を使い、営業部=ブルー、開発部=ティール、総務部=アンバーのように色を分けると、フロア全体の配置が直感的に伝わります。10色のプリセットから選ぶだけなので、配色に悩む必要はありません。
ランドマークを配置する
入口・窓・柱を配置すると、座席表を見た人が「自分の席はあの柱の近く」と実際のフロアと照らし合わせやすくなります。とくに新入社員やフロアに不慣れな来客にとっては重要な手がかりです。
出力時に余白をカットする
キャンバスが大きいまま出力すると、座席表の周囲に無駄な空白が入って印刷したときに小さく見えます。「余白を自動カット」をONにすれば、パーツがある領域だけをクロップして出力します。
開発者ノート
オフィスの座席表をWebで作れるツールを探すと、Edraw(有料ソフト)やVisual Paradigm(登録必須)が出てきますが、どちらも「ちょっとフロアマップを1枚作りたいだけ」という用途には大げさです。
このツールは「総務の人が10分でフロアマップを作って、PNGで社内Slackに貼る」というユースケースに絞っています。CADのような正確さよりも、「だいたいこんな配置です」が伝わる図を手軽に作れることを優先しました。
部署ごとの色分けとエリア枠を入れたのは、フリーアドレスのオフィスが増えている背景があります。固定席がなくても「どのエリアがどの用途か」を示す図は必要で、そこに対応できるのが強みです。
— nor(キュリズムラボ運営)
よくある質問
Q. オフィスの座席表を無料で作れますか?
はい。座席表作成ツールは完全無料・登録不要です。島型配置やロの字配置のテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップでカスタマイズできます。
Q. フリーアドレスの座席表はどう作ればいいですか?
固定席がないフリーアドレスでは、エリア枠とラベルで「集中エリア」「コミュニケーションエリア」などのゾーンを色分けしたエリアマップを作るのがおすすめです。机には名前を入れず、エリアの目的を伝える図にします。
Q. 部署ごとに色分けできますか?
はい。机を選択するとカラーピッカーが表示され、10色のプリセットから色を変更できます。部署ごとに色を変えると、フロア全体の配置が一目で分かります。
Q. Excelのテンプレートとの違いは?
Excelはセル結合や図形挿入でレイアウトを組むため、配置変更のたびに手間がかかります。ブラウザツールはドラッグ&ドロップで直感的に配置でき、グリッドスナップで位置が自動で揃います。出力もPNG・PDFで環境を問いません。
Q. 作成した座席表を印刷する方法は?
PDF出力(A4横/縦選択可)で印刷用レイアウトをダウンロードできます。PNG出力で画像としてSlack・Teams・メールで共有することも可能です。
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