公開日:2026年6月13日

HEICがWord・Excel・PowerPointに貼り付けできないときの対処法

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Webツール開発者(プロフィール

iPhoneで撮った写真をWord・Excel・PowerPointに挿入しようとしたら、ファイルが選べない、貼り付けても真っ白で表示されない——その原因は、画像の拡張子が「.heic」になっているためです。

結論から言うと、HEICをJPGに変換してから挿入すれば、3つのアプリすべてで確実に表示できます。 OfficeはHEICに標準対応しておらず、環境によっては拡張機能を入れても挙動が安定しないため、変換してしまうのが最も確実です。

この記事では、HEICをJPGに変換してWord・Excel・PowerPointへ挿入する手順と、Windows版・Mac版・Microsoft 365でHEICの扱いがどう違うのかをまとめました。

まず急いでいる方はWebP/HEIC変換ツールでJPGに変換してから挿入してください。インストール不要・無料です。


なぜHEICはWord・Excel・PowerPointに挿入できないのか

HEICは、iPhoneがiOS 11以降の標準保存形式として採用している画像形式です。ファイルサイズがJPEGの約半分に収まる一方で、対応していないソフトでは開けない・挿入できないという互換性の問題が起こります。

Officeアプリ(Word・Excel・PowerPoint)でHEICが挿入できない・貼り付けても表示されないのは、主に次の理由です。

  • Officeが標準でHEICをサポートしていない:「画像の挿入」ダイアログでHEICファイルがグレーアウトして選べない、または一覧に表示されないことがある
  • OS側にHEICのデコード機能がない:Windowsの場合、HEICを表示するには別途「HEIF 画像拡張機能」が必要で、これが入っていないとOfficeにも取り込めない
  • コピー&ペーストだと画像が欠落する:HEICをそのままコピーして貼り付けると、Office側が画像を解釈できず、真っ白な枠や「×」マークだけが表示される

挿入できたように見えても印刷時やPDF化で表示が崩れることもあるため、HEICのまま貼り付けるのは避けたほうが安全です。


まずHEICをJPGに変換する(全アプリ共通・最速)

Word・Excel・PowerPointのどれに使う場合でも、最初にHEICをJPGへ変換しておけば、あとはどのアプリでも通常の写真と同じ手順で挿入できます。

ブラウザの変換ツールを使えば、ソフトのインストールも会員登録も不要です。画像データはサーバーに送信されない仕組みなので、仕事の資料や個人の写真も安心して変換できます。

手順:

  1. WebP/HEIC変換ツールを開く
  2. HEICファイルをドラッグ&ドロップ(複数ファイル同時OK)
  3. 変換後フォーマットを「JPG」に選択
  4. 「変換開始」をクリック
  5. 変換されたJPGをダウンロード(複数枚はZIPでまとめてダウンロード可)

あとは下のアプリ別手順で、ダウンロードしたJPGを挿入するだけです。HEICからJPGへの変換方法を環境別にもっと詳しく知りたい場合はHEICをJPGに変換する方法まとめをご覧ください。


Word・Excel・PowerPointへのJPG挿入手順

変換したJPGは、3つのアプリすべてで「挿入」→「画像」から取り込めます。コピー&ペーストではなく ファイルから挿入する ほうが、表示崩れが起きにくく確実です。

Wordに挿入する

  1. 画像を入れたい位置にカーソルを置く
  2. リボンの「挿入」タブ →「画像」→「このデバイス」
  3. 変換したJPGを選択して「挿入」

文章中で位置を調整したいときは、挿入後に画像を選択し「文字列の折り返し」を設定すると動かしやすくなります。

Excelに挿入する

  1. 画像を置きたいセル付近を選択
  2. 「挿入」タブ →「画像」→「このデバイスから」
  3. JPGを選択して挿入

Excelの画像はセルに固定されないため、行・列のサイズ変更で位置がずれることがあります。画像を右クリック →「サイズとプロパティ」から「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」を選ぶと扱いやすくなります。

PowerPointに挿入する

  1. 挿入したいスライドを開く
  2. 「挿入」タブ →「画像」→「このデバイス」
  3. JPGを選択して挿入

スライドいっぱいに使いたい場合は、挿入後に画像を選択し「図の形式」タブの「トリミング」やサイズ指定で調整します。


Windows版・Mac版・Microsoft 365でHEICの扱いはどう違う?

「同じOfficeなのに、自分のパソコンではHEICが挿入できる/できない」という差が出るのは、HEICのデコードがOS側の機能に依存しているためです。Office本体のバージョンよりも、OS環境のほうが影響します。

環境HEICを直接挿入できるか補足
Windows版Office(HEIF拡張機能なし) できないことが多いOS側にデコード機能がなく、ダイアログで選べない/表示されない
Windows版Office(HEIF拡張機能あり) 環境により可Microsoft Storeの無料「HEIF 画像拡張機能」が必要。Windows 10では不安定なことがある
Mac版Office 環境により可macOSがHEICに標準対応しているため挿入できる場合があるが、Officeのバージョンによっては不可
Microsoft 365(Web版) できないことが多いブラウザ上で動くため、HEICが選べない/表示されないことがある

※ 上記は執筆時点の一般的な傾向です。Officeやmacの細かなバージョン、拡張機能の有無で挙動は変わります。

ポイントは、Officeのバージョンが新しくてもOS側がHEICに対応していなければ挿入できないということです。とくにWindowsでは、HEICを開く・挿入する前提として「HEIF 画像拡張機能」が必要になります。

Windowsで「HEVCビデオ拡張機能」が有料で出てくる場合

Windowsで拡張機能を探すと、有料の「HEVC ビデオ拡張機能」が表示されて戸惑うことがあります。これは 動画向けの拡張機能 で、HEIC画像を開く・Officeに挿入するだけなら購入は不要です。無料の「HEIF 画像拡張機能」で対応できます。

WindowsでそもそもHEICが開けない場合の対処は、Windows 10・11別にWindowsでHEICが開けない問題を解決する方法で詳しくまとめています。HEVC拡張機能と無料のHEIF拡張機能の違いもこちらで解説しています。

なお、こうした拡張機能の有無やバージョン差を気にせずに済むのが JPGに変換してしまう方法 です。JPGはWord・Excel・PowerPointすべてで標準対応しているため、どの環境でも確実に挿入できます。


挿入後にファイルが重い・印刷で崩れるときは

HEICをJPGに変換して挿入したあと、資料のファイルサイズが大きくなったり、画像が多くて動作が重くなることがあります。これは元の写真の解像度が高い場合に起こりやすい現象です。

そのときは、挿入前にJPGの容量を軽くしておくと扱いやすくなります。

  • 画質を少し下げて変換する:変換ツールで画質を80%前後にすると、見た目をほぼ保ったままファイルサイズを抑えられます
  • 挿入前に画像を圧縮する画像圧縮ツールで容量を減らしてから挿入すると、資料全体が軽くなります
  • Office側で圧縮する:挿入後に画像を選択し「図の圧縮」機能を使うと、配布用のファイルサイズに最適化できます

メール添付や印刷用途であれば、画質80%程度でも十分にきれいに表示されます。


よくある質問

Q. WordにHEICを貼り付けても表示されないのはなぜですか?

Wordが標準でHEICに対応していないためです。コピー&ペーストだと画像が解釈されず、真っ白な枠だけが残ることがあります。WebP/HEIC変換ツールでJPGに変換し、「挿入」→「画像」からファイルとして取り込むと確実に表示されます。

Q. Excelの「画像の挿入」でHEICファイルが選べません。

OS側にHEICのデコード機能がないと、挿入ダイアログでHEICがグレーアウトしたり一覧に出ないことがあります。Windowsでは無料の「HEIF 画像拡張機能」を入れる方法もありますが、JPGに変換してから挿入するのが最も確実です。

Q. PowerPointにHEICが取り込めないときはどうすればいいですか?

PowerPointも標準ではHEICに対応していないため、JPGに変換してから挿入してください。変換したJPGは通常の画像と同じく「挿入」→「画像」→「このデバイス」から取り込めます。

Q. Mac版のOfficeならHEICをそのまま挿入できますか?

macOSはHEICに標準対応しているため挿入できる場合がありますが、Officeのバージョンによっては不可のこともあります(執筆時点)。確実に表示させたいなら、MacでもあらかじめJPGに変換しておくと安心です。

Q. 複数のHEIC画像をまとめて変換して挿入したいです。

WebP/HEIC変換ツールは枚数制限なく一括変換に対応しています。変換後はZIPでまとめてダウンロードできるので、スライドや資料に複数枚の写真を入れるときに便利です。

Q. 変換すると画質は落ちますか?

変換ツールでは画質を設定できます。100%にすれば見た目の劣化はほぼわかりません。資料への挿入なら、ファイルサイズとのバランスがよい80%前後でも十分きれいに表示されます。


まとめ

HEICがWord・Excel・PowerPointに挿入できない・貼り付けても表示されないのは、OfficeとOSがHEICに標準対応していないためです。

  • 最も確実なのはJPGに変換してから挿入する方法(全アプリ・全環境で表示できる)
  • 挿入はコピペではなく「挿入」→「画像」からファイルとして取り込む
  • 環境差に注意:Windowsは拡張機能が必要、Macは標準対応だがバージョン依存、Microsoft 365のWeb版は不可のことが多い

拡張機能やバージョンの違いに悩まされたくなければ、最初にJPGへ変換してしまうのが近道です。

WebP/HEIC変換ツールでJPGに変換する

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Curythm

Webディレクター。ブラウザ完結ツールを開発・運営。

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