夏休みはお盆以外でもいい?2026年にずらす時期の候補と取り方
文:nor Webツール開発者 プロフィール
夏休み(会社の夏季休暇)は、お盆に取らなければいけないものではありません。夏季休暇は法律で定められた休暇ではなく、いつ・何日休めるかは会社が就業規則で自由に設計できるためです。一斉休業の会社でなければ、お盆を外して混雑や旅費のピークを避ける取り方ができます。この記事では、お盆以外にずらす場合の時期候補の比較、会社の制度タイプの見分け方、そして2026年ならではの「9月シルバーウィーク接続」という選択肢を整理します。
なお、世間の基準になるお盆の日程は、2026年は8月13日(木)〜16日(日)が中心です(詳しくは2026年のお盆休みはいつ?)。
夏休みはお盆以外でもいい?【夏季休暇は法定外・時期は会社しだい】
有給休暇が労働基準法で定められた法定休暇であるのに対し、夏季休暇は会社が任意に設ける法定外の特別休暇です。つまり「夏休み=お盆」という決まりはどこにもなく、時期・日数・取り方はすべて会社の設計しだいです。実際、「7月〜9月の間で好きな時期に◯日」と幅を持たせた設計の会社もあれば、お盆に全社で一斉休業する会社もあります。
自分の会社でずらせるかどうかは、就業規則の休暇の章(「夏季休暇」「特別休暇」の条項)で次の3点を確認すれば判断できます。
- 対象期間:いつからいつまでの間に取れるか(9月まで含むかが重要)
- 日数:何日付与されるか
- 取得単位:連続取得が必須か、分割できるか
なお、夏季休暇とは別に有給休暇を組み合わせて休みを伸ばすこともできます。有給がいつから何日使えるかの基礎は有給休暇はいつから取れる?で確認してください。
お盆以外にずらすならいつ?【時期候補の比較表】
ずらし先の候補を、混雑・旅費の傾向・台風リスク・職場での調整しやすさで比べると次の通りです。
| 時期 | 混雑 | 旅費の傾向 | 台風リスク | 職場での調整しやすさ |
|---|---|---|---|---|
| 7月下旬 | 学校の夏休みが始まり増え始める | 夏ピークへ向けて上昇傾向 | シーズン序盤 | お盆希望者と重ならず調整しやすい |
| 8月上旬 | 多い | 高値傾向 | 中 | お盆前の締め・引き継ぎと重なりやすい |
| お盆(8月13日〜16日・基準) | 年間ピーク級 | 最も高くなりやすい | 中 | 一斉休業なら調整不要 |
| 8月下旬 | 夏休み終盤で落ち着き始める | 下がり始める傾向 | 高まる時期 | お盆明けで業務が動き出すため引き継ぎ必須 |
| 9月上旬 | 平常に近い | 落ち着く傾向 | シーズン本番 | 調整しやすい(月初処理との重なりに注意) |
| 9月シルバーウィーク接続(9月19日〜27日前後) | 連休中の行楽地は混む | 連休相場に戻る | シーズン本番 | 休み2日で9連休(2026年の本命) |
まとめると、混雑と旅費を最優先するなら8月下旬〜9月上旬、連休の長さを最優先するなら9月シルバーウィーク接続が2026年の答えです。
ひとつ注意したいのが台風です。8月下旬〜9月は例年台風シーズンと重なるため、旅行の日程には予備日を持たせておくと安心です。台風が来たときの出社判断は台風で会社は休みになる?、宅配便の遅延確認は台風で宅配便は止まる?にまとめています。
会社の夏季休暇は3タイプ【ずらせるかは就業規則でわかる】
夏季休暇の設計は、大きく次の3タイプに分かれます。自分の会社がどれかで「お盆以外にずらせるか」が決まります。
- 一斉休業型:会社全体がお盆などの決まった日程で休業するタイプ。就業規則や年間カレンダーに「夏季休業日」として日付が指定されています。個人の判断でずらすことはできません
- 交代取得型:部署内で業務が止まらないよう交代しながら、指定された期間内に取得するタイプ。「7月〜9月のうち◯日」のような条項が目印で、期間内ならお盆以外も選べます
- 自由選択型:対象期間内で本人が自由に日程を選ぶタイプ。ずらしの自由度が最も高く、有給と組み合わせた長期連休も作りやすい設計です
交代取得型・自由選択型なら、あとは対象期間の終わりがいつかを確認するだけです。9月まで含まれていれば、次に紹介するシルバーウィーク接続が使えます。
2026年の夏季休暇はいつ取る?お盆以外の選択肢
2026年のカレンダーを前提にすると、夏季休暇のずらし先は次の3つが現実的です。
選択肢1:8月下旬〜9月上旬に取る(混雑・旅費の谷)
お盆明けから9月中旬までは、混雑も旅費も落ち着いていく時期です。「休みの長さより快適さ」を取るならここが第一候補になります。平日中心に取れば、行楽地も宿も選びやすくなります。
選択肢2:9月シルバーウィークに接続する(2026年の本命)
2026年は9月19日(土)〜23日(水)が11年ぶりの5連休(シルバーウィーク)です。連休明けの9月24日(木)・25日(金)を夏季休暇や有給で埋めれば、9月19日〜27日の9連休になります。夏季休暇をここに回せば、有給を使わずに大型連休を作れる可能性すらあります。5連休の仕組みはシルバーウィーク2026はいつ?を、有給の付け方のパターン(10連休・12連休まで)と申請期日の注意点はシルバーウィーク2026を最長9連休にする有給の取り方を参照してください。
選択肢3:7月下旬に前倒しする
お盆ピークの前に済ませる案です。旅費は上昇局面ですが、お盆希望の同僚と取得時期が重ならないため、職場調整の面ではいちばん通しやすい時期です。
長めの連休が取れたら、旅行の宿泊費を抑える手段としてふるさと納税の旅行クーポンを活用する選択肢もあります。
ずらして休むときの職場・取引先への伝え方
お盆以外に休む場合は「世間も休みだから」が通用しないぶん、周知がより重要になります。要点は次の3つです。
- 早めの共有:取得日が決まった時点で上司・チームに共有し、承認と引き継ぎの時間を確保する
- 引き継ぎ:進行中の案件は担当者・期日・判断基準をセットで渡す
- 不在案内:取引先への事前案内と、不在期間中の自動応答を設定する
取引先向けの案内メールの文例は夏季休業のお知らせメールに、不在時の自動応答の設定と文例は休業中の自動応答メール文例にまとめています。
よくある質問
Q. 夏休みはお盆以外に取ってもいい?
取れる会社は多くあります。会社の夏季休暇は法律で義務付けられた休暇ではなく、時期や日数は会社ごとに就業規則で設計されているためです。全社一斉休業型でなければお盆以外も可能です。就業規則の「夏季休暇」「特別休暇」の条項で対象期間を確認してください。
Q. お盆以外ならいつがおすすめ?
混雑と旅費の傾向で選ぶなら8月下旬〜9月上旬が狙い目です。2026年に限っては、9月19日〜23日のシルバーウィーク5連休に休みを2日足して9連休にする取り方が最有力です。
Q. 夏休みをずらすメリット・デメリットは?
メリットは、お盆ピークの混雑を避けられること、宿泊費・交通費が下がりやすいこと、日程の自由度が高いことです。デメリットは、8月下旬〜9月が台風シーズンと重なること、学校の夏休みとずれて家族の日程と合わせにくいことです。
Q. 「夏季休暇」と「夏期休暇」の違いは?
「夏季」は夏という季節を、「夏期」は夏の期間を指す表記の違いで、休暇制度としての意味に差はありません。一般には「夏季休暇」の表記が広く使われています。
Q. ずらして休むとき職場や取引先にはどう伝える?
取得日が決まったら早めに共有し、引き継ぎと不在案内をセットで準備するのが要点です。取引先向けの案内文は夏季休業のお知らせメールの記事に、不在時の自動応答は自動応答メールの記事に文例があります。









